2018/11/07 Telnet に接続

シリアル(RS-232C)からインターネットに接続する手段がいくつか出てきています。

Raspberry Pi を用いた The PiModem Project を用いて

30~40年前のコンピュータから Telnet BBS(パソコン通信時代の BBS を Telnet 接続可能にしたもの)へ
接続する動画は YouTube でもいくつか存在します。

日本で運営されている草の根 BBS は指で数える程しかなくなっていますが、
一方英語圏では Telnet BBS の減りが止まったようで、最近開局され増加する状況が発生しています。

Telnet BBS Guide - Latest Listings 内の「New BBS this month」が今月追加された BBS)

更に中国でも未だいくつか BBS が残っているようで
GitHub には中国産のターミナルソフトや BBS ソフトもいくつか公開されています。

 

PC-G850 シリーズにも ターミナルVersion 0 で提供されています。

これを使用すれば Telnet へ接続ができます。

 

PiModem 以外に ESP-WROOM-02 の AT コマンドでも接続できる事が判明。

Zimodemバイナリー)だとより近い操作性にできたので、

こちらを入れた ESP-WROOM-02 をポケコンと接続します。

 

ESP-WROOM-02 や Raspberry Pi のシリアルは UART です。(IchigoJam と同じ)

そのため RS-232CーTTL 変換を行う必要があります。

 

こんな感じに GND・TXD・RXD を接続します。

電源供給は ESP-WROOM-02 から USB で供給し、VCC-3V・3.3V で RS-232CーTTL 変換へ接続します。

 

BASIC キーで通信速度などを設定できます。

AT として OK が返ってこれば成功です。

PiModem では使用している OS 側で Wi-Fi を接続しておきます。

ESP-WROOM-02 では Wi-Fi 接続も AT コマンドがあります。
一度接続すると、次回起動時自動的に Wi-Fi 接続を行います。

あとは Telnet サーバへ接続です。ATD で電話番号を入れる代わりに ホスト名:ポート番号 を入れます。

これは機器によって異なります。ZiModem は ATD"ホスト名:ポート番号" です。

 

接続成功! インターネットで英語表示の BBS へ接続しています。

 

ターミナルは日本語表示版もあり、これで日本の草の根 BBS も接続して表示できます。

文字コードは Shift_JIS になっていると思いますが……UTF-8 は文字化けします。

また、ANSI の色コードなどは非対応なので、それは文字で表示されます。

 

以下、簡単に AT コマンドなどを入れておきます。

RS・CS フロー制御は接続されていないため、

通信速度は 2400 以下(2400・1200・300 のいずれか)で設定して下さい。

+++ 入力時は 1 秒位空けてから 3 文字入力し、更に 1 秒ほど待ちます。

 

The PiModem Project(Raspberry Pi+Raspbian)

http://podsix.org/articles/pimodem/

 

デフォルト通信速度は 2400 です。

予め Raspberry Pi の OS 側で Wi-Fi 接続を行って下さい。

 

  • ATDT サーバ名:ポート - サーバへ接続

  • +++ - サーバの送受状態を抜け AT コマンド入力を有効に

  • ATH - サーバから切断

 

ESP-WROOM-02 AT コマンド(初期状態)・ESP32 UART2

デフォルト通信速度は 115200 で、そのままでは PC-G850 シリーズは使用できません。

(PC-G850 シリーズの最高速度は 9600)

パソコンから AT+UART_DEF で 2400 以下に変更しておきます。

 

  • AT+UART_DEF=2400,8,1,0,0 - 通信速度を 2400 に設定
  • AT+CWMODE=3
  • AT+CIPMODE=1

 

  • AT+CWJAP="アクセスポイント","パススルー" - Wi-Fi へ接続

 

  • AT+CIPSTART="TCP","サーバ",ポート - サーバへ接続
  • AT+CIPSEND - 送信有効化
  • +++
  • AT+CIPCLOSE - サーバから切断

 

Zimodem(ESP-WROOM-02・ESP32)

ソース https://github.com/bozimmerman/Zimodem

.bin バイナリー http://subethasoftware.com/files/zimodem/

 

.bin ファイルのみをアドレス 0x00000 へ書き込みます。
デフォルトの通信速度は 1200 です。

 

  • ATW - Wi-Fi を一覧表示
  • ATW"アクセスポイント,パススルー" - Wi-Fi へ接続

 

  • ATD"サーバ名:ポート" - サーバへ接続
  • +++
  • ATH - サーバから切断

 

追記 2018/11/12

Telnet 接続の草の根 BBS「ふうせんのへや」を運営しています。

シフト JIS にしているので、漢字表示版で表示できるでしょう。

横幅 80 文字で表示するので、すぐに画面がスクロールしてしまうので、

KTBBS などに慣れている人でないと上手く操作できないかもしれません。

 

ふうせんのへや

 

英語の BBS は現在も多く運営されています。

多くの BBS は ANSI(ESC)を用いて色表示などを実現していますが、

そのうち一部は接続直後に選択可能です。ASCII・ANSI で ASCII を選択します。

文字コードは CP437 という IBM PC 時代のキャラクターコードを現在も採用するため、

一部は文字化けしますが、メニューなどは読めるでしょう。

 

Telnet BBS Guide

 

数が多くて……という場合、実は運営者、英語の BBS も運営しています。
Ballon(バロン)はフランス語で風船の事ですよ。

 

Ballon BBS